犬を飼うとどれくらい、お金がかかるのか?これから犬を飼いたい人も、飼っているけどわかっていない人も参考になる概算をお伝えします。
犬種や飼い主の方針によって金額に天と地ほどの差がでるので、最低限(ぜいたくではない暮らしぶり)でかかる費用を検証していきます。

我が家では中型犬(シェルティ)を飼って7年たちましたが、「年間、犬にいくら使っているのか?」正直、把握(はあく)していませんでした。
1年間を通して「犬を飼うのにかかる支出金額と内訳」を確認してみます。
うちの場合は犬のシャンプーも自宅で、トリミングに連れていくことはなく、犬用の服もなし。主にかかる費用はドッグフードと生活用品類と動物病院代ですね。さらに必要な出費の項目についても確認していきます。
1年間で犬にかかるお金の概算
結論を先にお伝えします。我が家のケースを例にあげると、犬に関する年間の支出額の概算は合計75.375円でした。
ちなみに水道代、オヤツ代、ドッグラン利用料、旅行代金などは概算に含まれていないので、実際にはもっとお金がかかっているんですね。
[内訳]
- ペット(手術)保険料 14000円/年
- 動物病院固定費の総額 26455円/年
- 治療費の総額 18920円/年
- 生活必需品 16000円/年
では庶民的な暮らしの犬の食費、医療費、生活費の内訳を見ていきましょう。
コスパと食べが良いドッグフードは
ブリーダーさん推奨のドッグフードは品質が良いとしても、それなりに費用がかさみます。かと言って、激安のドッグフード(大容量)を購入し、気が進まない様子の犬に食べさせ続けたという苦い経験もあります。
失敗や経験を経て、犬が喜んで食べてくれて、品質と価格のバランスが取れたドッグフードにたどり着きました。
我が家では、コスパが良くて食べも良い「カークランドシグネチャー スーパープレミアム ドッグフード12kg」を愛用しています。コストコのブランド品ですが、各通販サイトで購入可能です。
カークランド ドッグフードのレビュー
感想を一言で言うと「コストコのドッグフードはコスパも食べ方も非常に良い」です。うちの犬は大喜びで毎食完食しています。
商品説明によると体重約10kgの犬の場合、1日分は146gという目安量です。
1袋12kg入りなので、単純計算でおよそ3ヶ月弱の量に相当します。
うちの例で言うと現在、1食分計量カップ半量を目安に朝夕2回ドッグフードを与えているので、12kg入りのドッグフードは5ヶ月近くもってしまいます。
1日2食ドッグフードにキュウリやキャベツをトッピングして与えています。
うちの犬のベスト体重は10kg代前半なので、たまに体重をはかってオヤツを含めて与えるフードの量を調整しています。
ドッグフードの袋を開封すると酸化により中身の劣化が進んでしまいます。かかりつけの獣医さんいわく、開封後は2ヶ月前後で使い切るようにアドバイスされました。
そこで大きいサイズのジッパー付き袋(またはタッパー)にドッグフードを大量に詰めて、入る分だけ冷凍保存しています。
12kgで5千円しない安さですが、毎食準備する度にお皿(ケージ)までダッシュする愛犬の姿を見ています。
たまたまかもしれませんが、姉妹品のラム(緑色シベリアンハスキーのパッケージ)を試したところ、うちの犬は調子が悪くなったことが複数回ありました。
なんとなくうちの犬にはチキン(赤茶色レトリーバーのパッケージ)の方が合うようなので、毎回チキンを購入しています。
犬の生活必需品
常備している犬用品と言えば、主に「ドッグフード、ペットシーツ、シャンプー、ハブラシ」の4種類ですね。
犬種や生活スタイルによって金額に差が出ることが予想されますが、うちのケースを参考例として載せておきます。
1年にかかるペット用品代
下記のように犬の生活必需品にかかる費用は1年間で16000円程度という試算結果が出ました。
ドッグフード 12000円程度
ペットシーツ 1500円程度
シャンプー 500円×3個=1500円程度
ハブラシ 300円×3本=900円程度
我が家ではペットシーツの上に新聞紙をしいているため、交換頻度が少ないので、200枚入りパックを購入すれば数年もちます。
犬のシャンプーは自宅の浴室で1ヶ月に1回程度おこなっています。カット不要の犬種なのでトリミング代はかかりません。
人間用の薄型ヘッドのハブラシと布を使って、飼い主が犬のハミガキをしています。
外で犬の歯磨きを依頼すると5000円程度の費用がかかるそうです。
犬を飼い始めた時に用意した「ケージ、トイレ、クッション、爪切り、コーム」は同じものを使い続けています。
首輪とリードは犬の成長にともない、1度買い替えました。
ペット保険は毎年更新中
参考例:ペット(手術)保険料年額14000円(シェルティ7歳)
ペットのケガや病気で手術が必要になると、治療費が高額になるので、備えとしてペット保険に加入しています。
うちの場合は通院費適用外で手術のみ適用されるペット保険に加入中で、補償が限定的な分、保険料がおさえられています。
動物病院での固定費
健康な犬でも毎年、動物病院でかかる費用があります。うちの犬の場合、計算してみたところ年間支出額は26.455円でした。
[2021年3月から1年間の内訳]
3月
混合ワクチン接種料金 8250円(税込み)
4月
狂犬病予防注射代 4235円(税込み)
5~11月
フィラリア血液検査代2200円・薬代7ヶ月分10500円
合計13.970円(税込み)
体調不良による通院費
毎年の固定費以外でかかった治療費の総額は、昨年度の場合は18.920円でした。
6月
ぼうこう炎治療費 11550円
9月
嘔吐血便の症状で受診
診察代¥1000
エコー検査¥1500
皮下輸液(点滴)¥3200
薬代¥1000
合計費用 7370円(税込み)
12月~翌年の2月まで、動物病院の受診なし
犬もオヤツが大好き
犬も人間同様におやつが大好きです。予算と犬の健康に配慮しつつ、楽しみを増やしてあげましょう。
犬のおやつも、なるべく添加物、虫歯等に配慮して選んであげたいです。
そうは言っても、量販店に並んでいるペットフードには着色料や保存料が含まれている商品が多いです。
多いというか、普通のスーパーで見かけるペットフードの商品のほとんどに添加物が含まれているのが現実です。
オススメの犬用おやつ
無添加無着色の犬用おやつを発見しました!
私はホームセンターで購入しましたがネット通販でも、お取り寄せできます。
商品パッケージの説明によると「牛たんの皮をそのまま乾燥。しっかりとした噛みごたえのわんちゃんのおやつです。」
私は牛たん細切りタイプを購入し、手に持ったまま犬にあげて少しずつ奥歯でかんで食べさせるようにしています。普段なかなか飼い犬が固いものを食べることがないので、あごと歯の健康のために良いと思います。
ちなみに鹿の骨をおやつとして与えられた犬が奥歯にヒビが入ってしまったという話を知り合いの獣医さんから聞きました。
やわらかい物だけでなく噛みごたえのある物も食べさせてあげたいと思うのが飼い主の親心ですが、食べ物の硬さや大きさ、犬種、年齢を考慮して選ぶ必要があります。犬の歯の特性としてはすりつぶす機能はなく、ひきちぎって食べます。
野菜や果物も大好き
野菜や果物をあげると、犬はとても喜びます。
うちの犬はキュウリやバナナが大好きでニンジンは嫌いです。

野菜と果物を犬に与える際は、小さく切って少量与えます。果物(野菜)に含まれる糖分や水分の取りすぎに注意が必要です。
リンゴをあげると「シャクシャク」小気味よい音をたてながら、うれしそうに食べています。
蒸したカボチャやサツマイモをあげると、目の色を変えて食べているので、大好きなんでしょうね。
毎食同じドッグフードなので、野菜を少し加えてあげることで変化をつけています。
「犬に絶対与えてはいけない食べ物」の中でも、タマネギとブドウは有名です。他にもNGの食べ物があるので、調べてから与える習慣をつけると良いです。
まとめ
犬を飼うために必要な金額は少なく見積もったとしても年間8万円ほどかかることがわかりました。
犬のオヤツ、おもちゃ、衣類代を加えたら、もっともっとお金がかかります。
思わぬ病気やケガでかかる動物病院代は万単位になります。誤飲による開腹手術の場合、治療費が30万円を超えるケースもあります。
家族が増えるということは当然、出費も増えます。
お金も手間もかかりますが、愛犬との暮らしは楽しく、癒し(いやし)そのものですよね。あなたとワンコのステキな毎日を応援しています。