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神奈川県 高校受験 併願制度とは アドバイス付きで解説します

神奈川県の高校受験(私立高校)において、「併願制度」というしくみがあります。教育相談による確約型の入試です。
「併願確約」・「併願私立入試」とも呼ばれ、生徒の在籍中学校の先生と志願先の私立高校の先生が内申点をもとに事前相談を行い、合格の内定をもらう取り決めです。各私立高校が設定する基準を満たすと合格の扱いになります。

確認用の1枚の成績票
確認用の1枚の成績票

受験資格や合格基準は高校によって異なる為、各自確認の上、中学校の三者面談時に担任の先生に併願の希望を伝えて対応してもらう流れです。12月中旬頃、中学と各高校の先生方による進路相談(事前相談)が実施されて合格が内定します。

併願確約は内定扱いで、2月の合格発表まで正式な通知などはありません。不合格になる事はほとんどなく、何か問題があれば12月の段階で中学の先生を通じて知らせがきます。

つまり併願制度は、私立高校の内定をキープして他校の受験にのぞめるというメリットがあります。他の私立高校との併願を認める学校もあり、公立は一校、私立は複数校の受験が可能になります。

先生と本人、保護者で確認しながら、志望校や受験の方法を決めていきましょう。
では実際に自分の子が高校受験・併願制度を経験し、わかった事や感じた事などを含めてお伝えしていきます。

私立高校の受験方法 種類

①推薦 第一志望で、一定の学力と中学校長の推薦が必要
②専願 他校は受験せず合格したら必ず入学するのが条件
③併願 第一志望の公立校が不合格になったら入学する事(※他私立校との併願を認める学校もある)
④一般 オープン受験=当日の学力試験の成績のみで合否判定

①~③は、中学校の調査書が合否判定の柱となります。
調査書の他、選抜の方法は各学校やコースにより異なりますが例を以下にあげておきます。

  • 内申点
  • 面接
  • エントリーシート
  • 検定など

併願校の選び方

自分が行きたい私立高校の中から出願基準を満たしている学校を選びます。各私立高校が独自に出願資格(出願基準)を決めているので、高校側のアナウンスにしたがって判断します。
内申基準や出願資格、条件については、学校説明会や生徒募集要項にて確認します。

各私立高校の生徒募集要項
学校説明会で配布される募集要項

【各私立高校によって異なる出願資格】

  • 成績(内申点)
  • 中学3年間の欠席日数10日以内
  • 加点 英検3級以上の合格など
  • 条件 中3の全教科の評定に2以下がない者

※上記は一例です。各学校やコースによって、基準・条件が違うので注意して確認しましょう。

併願私立入試の流れ

11月 中学成績決定
12月 中学三者面談 出願校決定
12月中旬 中学高校間で先生による事前相談
1月 出願
2月 入試(書類送付のみの場合あり)
2月(3月)合格発表

★併願私立入試の合格発表は公立高校の受験日の数日前であることが多いです。
★私立高校の入学手続きについては、公立高校の合格発表後にしめ切り日を設けている学校が多いです。

つまり併願制度は、受験生の「どこにも受からなかったら、どうしよう」という不安を解消し、保護者はムダになるかもしれない入学金を払わなくて済むというメリットがあります。

書類選考 or 入試+面接が選べるなら

併願の方法として、書類選考(願書・調査書・エントリーシート)の提出だけで試験当日の来校が不要という学校もあります。
一方で、書類選考または「一般入試+面接」を選べる学校もあります。選択できるなら実は後者がオススメです。

書類提出で済むのに、あえて筆記試験と面接を受ける理由は第一志望の高校の受験に備えて実践練習するためです。模擬試験とは違う本物の試験会場の空気と、本物の面接を経験する絶好の機会なのです。

神奈川県の公立高校入試では、学力検査の試験日とは別の日に面接が行われます。

私立入試を経て本番に備える

滑り止めの私立高校が書類選考のみの(試験・面接がない)場合、本命の公立高校の受験の前に入試に慣れておくために第三の私立高校に出願する人もいます。入学する気はなく、あくまで練習台として検定料の1万円(2万円の学校もある)払うという話を聞いた時には感心しつつ、驚きもありました。

経験談:私立高校の先生のアドバイス

保護者の私も本人も、書類選考で合格が内定するならラクだし書類選考を選択するつもりでした。
併願の私立入試を本命の公立入試の練習台にするのがオススメだと教えてくれたのは、当の私立校の先生でした。とある私立高校の学校説明会の日に施設見学でまわっていた時に出会った先生のアドバイスが本当にありがたかったです。私と娘の質問に対して丁寧に受け答えしてくださり、学校の事から受験に関するアドバイスまでして頂きました。

持参した成績表の写しを見せて確認した際に、その先生が「この成績なら特進コースもどのコースも合格です!」と断言してくれたので、娘はとても安心できました。

【学校説明会(個別相談)でのアドバイス】

  • 書類選考もOKだが一般入試を選択すると、本番前に良い練習になる
  • この内申点なら入試が何点でも名前さえ書けば合格になる
  • もし入試の日にインフルエンザになってしまったら、当日電話をすれば後日程の入試に変更できる
  • 他の私立高校を受験しても当校では把握できないので実質可能である

※ある私立高校のある先生による助言です。すべての学校に当てはまる訳ではありません。

たまたま相談にのってくださった先生が本音や建前など関係なくオープンな性格の方で、「こんな時はこうすれば大丈夫!」という風にどんどん心配の芽をつんでくれました。この出会いのおかげで極度に心配性の娘も、抱えていた受験の不安がだいぶ軽減できました。

他の私立高校との併願を認める学校もある

調査書をベースに選抜を行う私立高校の中には、公立・私立に関係なく他校との併願を認める学校があります。来校不要の書類選考なら、他の私立高校のオープン入試の受験も可能です。
一般入試(オープン)の受験日は各私立高校によって前後するので確認の上、のぞみましょう。

生徒募集要項の例
募集要項に他校との併願が可能と明記されている例

神奈川県高校受験 何校受ける?

推薦や専願で受験する人を除いて、私立公立合わせて2校、多くて3校を受験するのが一般的です。

[全日制の例]
1校目(私立) 在籍中学校の先生による進路(事前)相談による選抜
2校目(私立) オープン受験(日にちが重ならなければ複数受験できる)
3校目(公立) 共通選抜


最終決定の時期が近づいてきますが、受験校選びに迷ってしまう人も多いです。
本人が中心となり、保護者、学校の先生(塾の先生)とみんなで確認しながら判断していきましょう。

受験に向けて、書類の準備も必要になってきます。本人と保護者で日程や内容を確認しながら出願の用意を進めてくださいね。影ながら応援しています。




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