2024年6月10日更新
全公立展とは、県内の公立高校が一同に集まり、自校の紹介をしてくれる高校展です。県、教育委員会、新聞社等が運営しており、入場無料・高校案内資料も全て無料です。
大きな会場内には各高校のブースが設置されており、学校を紹介するパネル、掲示物、学校案内が用意されています。
実際に先生や在校生に質問もできるので、生の声を聞いたり、学校の雰囲気にふれることができます。
入りたい高校がまだ決まっていない人はもちろん、志望校の候補が決まっている人も、行って見る価値大の全公立展です。
データでは見えてこない自分に合う「高校探し」をアシストしてくれるはずです。
2020年および2021年は新型コロナウイルスの影響で、神奈川の高校展すべてのイベントが中止となりました。
2022年は「全公立展」は中止となりました。全私学展は事前予約、完全入れ替え制で開催されました。
2023年にようやくすべてのイベントが再開のはこびとなりました。
全公立展と全私学展は事前予約制。
2024年6月開催の全公立展の事前予約はWEB受付開始から30分足らずで定員に達したと報じられていました。
全公立展に行けなくても地域別の合同説明会や、個別の学校説明会も複数回開催されるので問題ありません。
参考として2019年に行われた全公立展の様子をお伝え致します。
高校展に参加した感想
参加した感想としては、大型イベントで満足感があります。
その場で各学校の資料や情報がたくさん集まりますし、直接学校の先生や先輩と交流できます。
各高校のブースをのぞけば、生徒さんや先生に質問したりお話が聞けます。学校の雰囲気がわかる展示物、制服も実物を見ることができます。
学校説明会や文化祭などのイベントスケジュールが掲載された資料やパンフレットを入手できます。
行きたい高校の候補ができたら、学校主催のイベントに参加して直接足を運ぶと良いです。
全公立展の予約が取れずにがっかりしている方へ、高校展のデメリットもお伝えしておきます。
大型イベントは確かにメリット大ですが、会場の生徒さんが配布している各校のパンフレットをつい、むやみに受け取ってしまいます。ブースの近くを通るだけで笑顔でパンフレットをすすめてくれるので、偏差値的に絶対無理な高校のパンフレットも受け取ってしまうのです。
会場は人人人の大混雑、高校のブースがたくさん、情報のシャワーで頭もボーッとしてきます。
考え次第では、ノープランで何となく大型イベントの高校展に身を投じるよりは、自ら調べて考えた上で「この高校を見に行きたい!」とビジョンを持って学校見学に訪れた方がしっかり選べるのかもしれません。
各学校では説明会や相談会、オープンスクールの計画を、WEBや予約定員制など…対策とともに用意してくれるはずです。
全公立展 行く時に知っておきたい事
全公立展に行く時に思い浮かぶ主な疑問点を下記に載せておきます。
- 来場者の服装は私服制服半々。どちらでもOK
- 親子で、一人で、友達と数人で、と様々
- 目的は、気になる高校の話を直接 聞く 、資料をもらう
持ち物は 筆記用具、 飲み物位です。
会場が広く、ブースが多くて混雑するので、けっこう体力を消耗します。
疲れた時には休憩スペースがあるので 、ちょっとしたおやつを持参するのがオススメです。
全公立展 体験記
神奈川県の全ての公立高校が出展し、各ブースにて先生や生徒さんに直接質問ができます 。会場はパシフィコ横浜の展示ホールで 大行列大混雑でした。
学校から配布されたチラシに「当日(特に午前中)会場は大変な混雑が予想されます」と記載がありました。過去の状況を調べたら、「10時前に到着して入場できたのは11時半だった」 という書き込みがありました。
待ち時間が一番少ないと見込まれる13時頃にパシフィコ横浜に行きました。2階の1箇所の入り口から整列入場ということで案内に従い、建物に沿って海側をひたすら歩きました。
全公立展入場までの流れ
私たち親子が行った2019年全公立展、会場入りまでの流れはこんな感じでした。
13:00 パシフィコ 横浜到着
13:15 建物をほぼ一周して2階入り口に到着
13:20 整列のまま2階から1階へ進む途中停滞
13:25 高校ガイドブックと会場マップを受け取る
13:30 A 〜 D の待機エリアに進む 入場規制
13:50 ようやく会場へ 各高校のブース巡り
気になる高校をチェック
入場規制の待ち時間に、会場マップを見ながら気になる高校をチェックしておきました。
どんな学校なんだろう?
各高校のブース近くでは在校生が積極的に学校案内を配布しています。学校案内の資料の中には今年度の学校説明会や文化祭、体育祭のスケジュールなども記載されています。
今後、どの学校にするか絞り込んでいくにあたり、学園祭や学校見学に行く上で役立つ情報が集まります。
資料を受け取り、学校紹介の展示物を見ながら、先生や生徒さんに質問もできました 。
それぞれ立ったままのフリートークで「留学生もいて海外研修もあります」とか「校則はあまりなくて髪型も自由ですが、みんな節度を守っています」とか 「学食はとっても美味しいです」とか「学食は普通です」とか現役高校生の生の声が聞けました。
先生のお話も「単位制で自分で時間割を組むから、怠けると3年で卒業できない人がいます」とか「3部制だから部活はあまり盛んではない…」とかリアルな部分も教えていただきました。
会場は広く、すごい人出、通路も人だらけ、移動も大変でしたが気になる高校のブースを8ヶ所周りました。
けっこう疲れます
会場内にある休憩スペースの近くには、塾や教材のコーナーもありました。
さらには受験生応援、協賛ということで各冷凍食品会社がPR活動をしていました。試食コーナーは大行列です。
展示会場内の飲食店の出店はソフトクリーム屋さん一店、伊藤園さん一店で二つだけでした。伊藤園は、ペットボトル飲料を100円で販売。 ソフトクリーム屋さんは売価500円ほどで10人は並んでいました。
展示場ホールのロビーに飲食店はあるのですが、会場外に出ると、たやすく再入場できないので飲み物とおやつの持参をオススメします。
人も多いですし、質問したり見て回るので途中、休憩スペースでイスに座って「けっこう疲れたねー」と私と娘でぐったりしたのを覚えています。飲み物とチョコレートを持参していたのが救いでした。
最後に
ぜひ学校に足を運んでみてください。実際に学校の環境、先生、生徒の空気感に直接ふれてみることは大切です。
受験生を応援しています。
[確認しておくと安心]