2021年9月6日更新
やりたいことや好きなものがある人は、行きたい高校を探しやすいと思います。趣味や部活、勉強において特に興味が持てないでいる人は「どんな学校を選んだらいいのか?」困ってしいますよね。
実に多くの高校の中から候補を選び出す作業は、何から始めたらいいのか?途方に暮れてしまいます。
娘が中学3年生だった時、なかなか「行きたい高校」を決められずに苦労していました。
自分に合う学校を見つけるために、高校展を始め、複数の高校の学校説明会やオープンキャンパス、学園祭などを見てまわりました。
コロナ禍において、大きなイベントや直接見学したり交流する機会が奪われてしまっていますが、最終的には来校して自分の目で見て肌で感じて志望校と併願校を決めると良いでしょう。
高校を知る手段・方法
- 高校受験案内のガイドブックは情報が豊富
市販本がとにかく分厚い(中学校や図書館でも貸し出し有)
- Webサイトで口コミや評判をチェック
- 各高校が実施する行事に参加する
説明会、オープンスクール、施設見学会など
8月、10月、11月、12月等複数回行う学校が多い
- 体育祭、学園祭の見学(オンラインやウェブ配信を利用)
9月、10月のイベントに注目
- 随時学校見学を電話予約にて受付している学校もある
高校の選び方がわからないなら
自分の中で「何を高校に求めるか」さぐり始めてみる。
例えば「陸上部が強い高校に入りたい」とか「美術コースのある高校」とか「とにかく進学校」とか明確な希望があれば、どこの学校がいいか、探しやすいです。
まだ特にやりたい事がはっきりしていないなら、手始めに通学の便利な高校から候補をあげるのはいかがでしょうか。
[ステップ1]
高校所在地マップを広げて、通える高校を知り、その中から学校の特色や校風について認識を深めていくのがオススメです。
[ステップ2]
各学校について、本やウェブで知るうちに気になる学校が出てきます。例えば…
・スポーツ設備が充実している
・○○部優勝など実績を知る
・学食の有無
・大学受験のサポート環境
・○○学科、○○コース、選択科目が選べる
・校舎がキレイ、制服がイケてる
・スマホの使用、バイトができる
・修学旅行、留学が充実している
[ステップ3]
気に入った高校を複数候補にしておきましょう。
夏、秋、冬に開催されるオープンスクールやイベントで学校に足を運び、実感を深めていきます。
今後始まる中学校の進路希望調査や模試を経て、志望校をあたためていきます。
娘を見ていたら、高校を選ぶまで本当に時間がかかりました。特にやりたい事もみつかっておらず漠然としていて、どこの高校がいいか?考えあぐねていました。
娘は塾に通っておらず、親の私も高校受験や学校の情報にうとくて、初めは本当に戸惑いました。
高校生活のイメージを持てないまま、中学校の進路説明会や(公立展、私学展、地域別合同説明会)各学校のイベントに参加して少しずつ合いそうな高校を決めていきました。
高校選びの材料
おおまかに私立と公立の違いをチェックしておきましょう。
私立高校の特徴
- 私立の授業 月~土(土曜日は午前中)
- 「 特別進学コース」と「総合進学コース」で分かれている学校が多い
- 大手学習塾や英会話スクールと提携している学校もある
- 大学を併設する高校なら成績により内部進学できる
- 費用が高額な分、校舎や設備が整っている面もある
公立高校の特徴
- 公立の授業 月~金
- 公立には県立と市立がある
一口に公立と言っても、中には独自性や特色を持つ高校があるので、参考例をあげておきます。
横浜市立または神奈川県立高校のごく一部をご紹介します。
独自性・特色のある高校の例
- 市立サイエンスフロンティア高等学校
文部科学省指定のスーパーサイエンスハイスクール
理科、数学を重点に置き、大学や研究機関と連携し人材育成を目指す
- 県立神奈川総合高等学校
2021年舞台芸術科開設
制服がない
- 市立横浜商業高等学校=Y校
野球部が有名 ボート部もある スポーツ設備が充実
スポーツマネジメント科、国際学科、商業科
- 県立神奈川工業高等学校
デザイン科、建築科、電気科
制服がない
学力向上進学重点校とは
教育委員会から指定された、大学進学指導進学実績の向上に重点を置く公立高校
- 学力向上進学重点校
横浜翆嵐 柏陽 湘南 厚木
- 学力向上進学重点校エントリー校
川和 希望ヶ丘 他全13校
個性的で魅力的な学校がきっともっとたくさんあります。ぜひ調べてみてください。
私立と公立 学費の差
かかる費用の差が私立校と公立校の最大の違いと言えます。入学金にはじまり、毎月の授業料で学費に大きな差がでます。
学費以外にも施設負担金など、公立校ではかからない費用が私立の場合にはかなりあることを認識しておきましょう。
▪年間平均授業料の差(全日制高校)
公立高校 約12万円/年
私立高校 約40万円/年
[引用:文部科学省 作成資料より]
公立高校の授業料は公費(支援金)にて弁済されるので、保護者または本人が支払うことはありません。
支援金・給付金の制度の詳細は文部科学省のWebサイトにて、ご確認いただけます
部活動の取り組み方
各学校によって部活動の取り組み度合いに大きな差があります。
運動部・文化部ともに多種多彩で、部活動がさかんな学校もありますし、それほど部活動の種類も多くなく、活動日も週3日程度という学校もあります。
学校内でも部によって、活動日数が週2だったり、週6だったり差があったりします。
やりたい部活がはっきりしている場合は、活動状況や施設面をチェックしておくと良いでしょう。
先輩?からアドバイス
「高校生活で何をがんばりたいか」が高校選びのポイントになります。
高校の偏差値や大学進学率もさることながら、「どこで、何を、どんな風に学びたいのか」イメージをふくらませつつ、志望校を選んでいってくださいね。
現在4○歳の私が中学3年生だった頃は、県内で学区が分けられていました。現在では県内どの高校でも志望できます。県外の高校だって選べます。私も娘も公立高校へ進学したので、公立寄りの情報になりました。
本当に悩んでしまうほど多くの高校の中から自由に選べます。(合格できるかはさておき)
自分が「高校生活で何を優先したいか」考えて、「行きたい高校探し」始めてみてください。
「どこの高校を受験するか」決めるのは自分自身です。ガンバレ!受験生!応援しています。
www.midoer.work
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