2025年1月25日更新
「出産予定がないメス犬であれば早い段階で避妊手術をしておいたほうがいい」と獣医さんにアドバイスされたことはありませんか?
避妊手術をしておいたほうが将来的に子宮系等、病気のリスクをおさえることができるからです。
獣医師の説明を受けて頭ではわかっているものの、避妊手術を実行できないまま月日が流れて飼い犬は10歳になっていました。
半年に一度程度の発情期の出血も、毎度のこととして飼い主としてお世話をしていました。
「犬の生理は高齢になってもずーとあるからね」動物病院の先生にそう言われていました。
「避妊手術のタイミングをのがしたまま10歳になり、今さらだし、このまま手術しなくていいかな」と考えていたら、飼い犬が「子宮蓄膿症」になったのでした。
さいわいうちの場合は「子宮蓄膿症では?」と気付くのが早かったので大事にはいたらず、数日で回復することができました。発見が遅れると腎機能に影響し、命を落とすケースもあります。
避妊手術をしていないまま年齢を重ねるメス犬は意外と多いようです。
近年では、雌犬に対する避妊手術を推奨する獣医師の割合が約9割を超えています。それに対して、実際に愛犬への避妊手術が実施される割合は約5割という調査報告書も存在します。
引用:雌犬の黄体期糖尿病の診断と治療について | 動物の医療と健康を考える情報サイト]より
我が家のワンコ(メス10歳)の事例を参考例として記しておきます。
生理の翌月にまた出血
うちの犬は近年、たまにこないこともありましたが半年ごとの周期で発情期がきています。
長めにあいてしまうことはあっても今回のように2ヶ月後にまた出血が起こるというのは初めての出来事でした。
「あれ?10月に発情期があったのに何で12月にまた出血してるの?」
私は飼い犬の発情期をメモするようにしていました。記録していなかったとしても、2ヶ月後だったら「また?」って気付くはずです。
我が家では発情期には犬にパンツをはかせています。

普段の発情期よりも出血がひどいのと、排尿時に血が混ざっているのが目にとまりました。
2~3日様子をみていましたが、飼い犬の具合が悪そうなので「メス 犬 出血」とかで検索してみて「子宮蓄膿症」に思い当たりました。
前回の発情出血(生理)から2ヶ月前後しか間隔があいていないのに陰部からなにか出ているというときは、正常な発情周期の生理的な出血ではなく、異常な分泌物の可能性があります。陰部を気にしてなめたり、陰部が腫れたりすることもあります。
しかし、子宮蓄膿症では、膿が陰部から出ないこともあります。むしろ、膿がでていないほうが病状としては深刻です。閉鎖環境で細菌が大量に増殖し、毒素によって急激に状態が悪化しやすいからです。
子宮蓄膿症かも、というような症状の疑い(食欲不振や多飲、腹部のふくらみ、最終発情出血から2ヶ月前後での体調不良など)があった場合は、かならず動物病院を受診しましょう。「陰部から膿も血も出てないから子宮蓄膿症ではないだろう」と楽観的な予測はせず、「膿が出てこない危険なタイプの子宮蓄膿症かもしれない」ので、早めに受診しましょう。糞便中の大腸菌などが膣口から入り込んで感染し、子宮内で増殖することで起こります。肛門と外陰部は接近しているため、完全に細菌との接触を断つことは困難です。
引用抜粋:
犬の子宮蓄膿症ってどんな病気? 症状や原因、治療法を解説【獣医師監修】 - 犬との暮らし大百科
飼い主の観察力
発情期の後の2ヶ月後の出血、しかも何だか調子が悪そうとなれば早めに受診したほうが安心です。
「お水をガブガブ飲んで、オシッコの回数が増えていませんか?」 「分泌物で犬がくさくなったりしていませんか?」と獣医さんに聞かれました。
うちの犬の場合は多飲多尿とニオイ、どちらも該当しませんでしたが飼い犬の不調を感じ取っていました。
▪出血の他に気になったこと
①散歩に出るとすぐにオシッコをするようになった(家の目の前で)
②歩調が遅くなった
③寝ていることが多くなった
④とにかく調子が悪そう
飼い犬の様子が変
受診して超音波(エコー)検査すると、すぐに「子宮蓄膿症」と判明しました。
12/25に受診したのですが年末ということもあり、年明けの1/4に子宮の摘出手術をおこなうことになりました。
かかりつけの獣医さんは「急変等、何かあれば電話してくれて構わない。大みそかに手術したこともあるから」とおっしゃってくださいました。
10日分の飲み薬を処方されて年末年始を過ごすことになりました。
ところが帰宅して薬を飲ませてしばらくすると、休んでいる犬のお腹の上下動が異様に早いことに気がつきました。
呼吸が浅くて早くなっている!
通常1分あたり20~30回程度のはずが数えてみると40回を超えていました。
飼い犬が私のところに助けを求めるように寄ってきました。
私のことを不安そうに見つめて離れようとしません。私がトイレに立つと愛犬が「キャンキャン」なき始めました。
「辛くて不安なんだ!」 「ダメだ!1/4ではなく年内に手術をお願いしよう!」
動物病院の先生に相談して12/28に子宮蓄膿症の手術をしていただくことになりました。
早めの手術で元気に
飼い犬の具合が悪くて辛そうなので手術の日を早めてもらいました。
本当は12/29~1/3は休診日だったのですが、先生が無理を聞いてくださり12/28に手術となりました。
採血や点滴をスムーズにおこなうため、獣医さんが長毛犬の前脚にバリカンをいれました。

12/28 朝から絶食
お昼過ぎに全身麻酔にて子宮摘出
1泊入院
12/29 18時お迎え退院
※術後の状況次第では2泊入院の可能性もあるとのことでしたが、順調にいき1泊で退院できました。
帰宅後の夜ご飯はきれいにたいらげたものの、終始おとなしく体を休めていました。
飼い主と目が合っても喜んだりする余裕もない様子でした。
翌日から散歩等、元通りの日常生活に戻りますが、まだ本調子ではない様子で活動量少なめでした。
子宮蓄膿症 手術代
うちの例で言うと「子宮蓄膿症」入院+手術代は約13万円でした。
子宮蓄膿症は加入しているペット手術保険の対象だったため、保険金を請求することができました。
動物病院で発行してもらう診療明細書に、飼い主(保険契約者)と犬の名前、診断名が記載されていることを確認し、画像添付してウェブ申請で保険金の請求手続きをおこないました。
保険金の請求から2週間ほどで保険会社から指定口座に85000円が振り込まれました。
抜糸は数分で完了
手術から11日後に抜糸のため、動物病院を再び訪れました。
7針縫ってあったお腹の抜糸は痛がることもなく5分程度で完了しました。
出血等の分泌物も出なくなり、一件落着です。
抜糸を終えてシャンプーの許可もおりました。
まとめ
避妊手術をしないまま10歳になったうちの飼い犬は子宮蓄膿症になりました。
膿がたまる前に気付いて手術できたので、子宮破裂や腎機能障害等の惨事にはいたらずに済みました。
術後は元気に回復し、子宮摘出前はウンチの色も黒っぽいものでしたが黄土色っぽく変化しました。
一時は本当に辛そうだったので、手術をへて回復して元気になってくれて良かったです。