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フランス パリの街で親切にしてくれた人たち

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来日した外国人観光客のインタビューでは「日本人は親切でやさしい」というコメントをよく聞きます。自分が外国を旅行する時には現地の人がどんな感じで接してくれるのか?気になりますよね。

私は以前イタリアを旅行した際に飲食店の店員に無視されたり、ぼったくられそうになったり、差別をうたがうような態度を取られたりした経験がありました。

フランス旅行を決めた際には「ヨーロッパでは日本人は差別される場面があるかもしれない?」と少し不安も感じていました。
実際にパリを訪れると、フランスの人々に親切にしてもらう場面が何度もありました。

セーヌ川とエッフェル塔
どこの風景も絵になる街

初めてフランスを旅行してみて、街の美しさと人々のやさしさに魅了されてパリが大好きになりました。

地下鉄やバスに乗る場面で困っている時に現地の人たちが助けてくれました。
思い出を忘れないように、これから初めてパリを訪れる方の安心材料として記事に残しておきます。

メトロで教えてくれた

フランスに到着した翌日の朝、まだ現地になじんでおらずパリのメトロも初めての経験でした。

グーグルマップの経路案内を参照すればパリの地下鉄も利用するのは難しくありません。

Googleマップで予習していましたし、改札を通ると階段の横には路線図もあります。
ところがシャトレ駅に行く地下鉄のホームがどっちなのか?わからずに私と娘の二人はおろおろしていました。

朝の9時なので駅構内を行き交う人たちは先を急いでいる様子です。
困った私は片言の英語で「シャトレに行くには、この階段を降りたホームでよいですか?」と一人のおじさんに話しかけました。

おじさんには質問が通じなかったのか?行ってしまいました。

すると近くにいた20代位のおねえさんが私たちの目の前の階段を指差して降りて行けばOKな雰囲気のことを教えてくれました。
さらに何かを教えてくれているのですが、何を言っているのか?全然わかりません。

とりあえず私たちは、お礼を言っておねえさんと別れて階段を降りてホームへ向かいました。

すると先ほどのおねえさんが階段を小走りに降りてきて、ちょうどホームに入ってきた列車を指差して「これに乗ればいい」ということを伝えて再び階段を上がって去って行きました。

どうやら同じホームに行き先が違う列車がくるようで、そのことを教えてくれていたのですが私たちが理解できていない様子だったので、わざわざ階段を降りてきてタイムリーに確認してピンポイントで案内してくれたのでした。

なんて優しい!そのとても親切なパリジェンヌのおかげで9時半のサントシャペルの予約時間に間に合うことができました。

バス停で親切にされる

フランス旅行4日目の夕方、次の目的地のホテルへ移動するために大きなキャリーケースと娘ともにバス停でバスを待っていました。

パリの道路BUSの文字
バスに乗るのもドキドキ

予定時刻になってもお目当ての行き先のバスがなかなか来ません。
やっとバスが来たと思ったら別の方面のバスだったのでガッカリ、不安もつのってきました。

そんな時、バス停で私の隣にいたご婦人が交差点の向こうを指差して何か教えてくれています。
どうやら私たちのお待ちかねのバスが近づいてきたのがわかりました。

私は「ようやくバスに乗れる」ことがわかり、教えてくれたご婦人に「メルシー」とお礼を言って笑顔を向けました。

ご婦人も笑顔を返してくれて「ショルダーバッグのジッパーを閉めてね。気をつけてね」とジェスチャーと英語を交えて伝えてくれました。

日本人で観光客丸出しの私たちがバスの中でスリにあわないようにアドバイスしてくれたのです。

バスに乗ると

ようやくバスに乗ると乗客はまばらでした。

私がキャリーケースを転がして車内を進んでいくと後方のボックス席に座っていた10代後半の女の子が私たちに何か語りかけて席を譲ってくれました。

大きめのキャリーケースを持った私と娘の二人が座るのにボックス席が良いだろうとの配慮で、その女の子は近くの別の席へ移動していきました。

娘はフランス語で、私は日本語でとっさに「ありがとう」と言いました。
その女の子は笑顔を見せてくれて、その親切なふるまいに私たちはうれしくなりました。

店員さんもフレンドリー

飲食店も物販店も気さくに対応してくれる人が多く、私たちは嫌な場面には遭遇しませんでした。

特に観光客に慣れている店や人は、英語で単語を区切って話してくれるのでわかりやすかったです。
逆に観光客慣れしていない店員さんや、学生のアルバイトと思われるホテルの受付係の人と話をした時にはフランス語がまったくわからなかったです。英語を交えてもあまり意志の疎通がはかれなかったです。

悪い人もいる

どこの国もそうですが、良い人もいれば悪い人もいます。

パリの美術館、地下鉄やバスにはスリが多いと聞きます。

オルセー美術館ではスリと思われる若者のグループに遭遇しました。

高校生くらいの3人組の女の子の一人が私に英語で時間をたずねてきました。
私がショルダーバッグを手で押さえながら腕時計を見て時間を教えると、そばに来た女の子はリアクション少なめで離れて行きました。

3人いて誰も時計もスマホも持っていないとは考えづらく、時間を聞くのを口実に私に近付いて来たのだと思います。

鞄を手でガードしたからか?たいした腕時計をしていなかったからか?何も取られることはなく、すぐに女の子たちは立ち去りました。

まとめ

初めてのフランス、パリ旅行で私たちは街の人たちに親切にしてもらいました。

道をたずねた際に空振りに終わった人もいましたが、言葉の壁があったり、急いでいたのかもしれません。

私たちが出会ったフランスの人たちは、とてもフレンドリーでした。
特にやさしいふるまいで助けてくれた場面はパリの良い思い出となりました。





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