シミ取りレーザー治療後のケアはもちろん、「シミ改善に有効」としてハイドロキノンが処方されることが多いようです。実際に私が受診した皮フ科でも美白剤として4%ハイドロキノンクリームが処方され、患部に塗るように医師の指示がありました。
化粧品でも医療品でも使用して異常があれば使用を中止して医師に相談というのは、お約束ですよね。
私は敏感肌ということもなく、何を使っても大丈夫なほうですが、「ハイドロキノン」の使用開始から2週間弱でかなり肌の調子が悪くなりました。
シミ取りレーザーを照射した4箇所のカサブタが取れて赤みが出ている部分にハイドロキノンを塗布するわけですが、ヒリヒリしてかゆみもあり、肌の表面がカサカサ荒れています。
使い始めて数日で自分史上、もっとも顔の肌の調子が悪いと感じたので「ハイドロキノン」について調べてみると特性や注意点があきらかになりました。
私の経過ですが、レーザー治療から2週間後にハイドロキノンの使用を開始、ナイトケアとして2ヶ月ほど塗り続けたところ、患部の肌の状態もだいぶ落ち着いてきました。
シミ取りレーザー4箇所中1つは赤みのあるシミみたいになっていますが、他の箇所はほとんど目立たなくなりました。
1箇所も治療前よりは薄くなっています。

シミの経過とハイドロキノンの使用感について気になる方は多いと思います。
ハイドロキノンについて知っておくべきポイント、使用初期の副反応、注意点、経過をお伝えしていきます。
ハイドロキノン2週間後が辛い
ハイドロキノンクリームの使用を開始した私ですが、11日目に患部を中心に赤みが増し、ヒリヒリして皮フの表面がカサカサめくれてきました。
不安になり調べてみると、ハイドロキノン使用による副反応(違和感)は一般的なもので、私だけに起こっているものではないとわかりました。
ハイドロキノンの特性
シミや炎症性色素沈着の改善に有効とされるハイドロキノンですが、使用初期には赤み、かゆみ、炎症などが起こります。
ハイドロキノンを使い始めてから2週間を経過する頃がピークでつらく感じる時期です。
次第にハイドロキノンへの耐性ができるとわかったので、私は肌の調子を見ながら1~2日塗らない日をつくって断続的に使用を続けました。
やがて患部周辺の赤みやガサガサも落ち着いてきました。ハイドロキノン使用開始後、3週過ぎた頃には毎日塗っても大丈夫になりました。
ハイドロキノンは冷蔵庫で1ヶ月程度しか保存がきかないので、日にちと残量、肌の調子を見つつ、私はあちこちのシミに塗ることにしました。
先日、とても日当たりの良い店内で自分の手の甲を見たらシミの赤ちゃん?シミの予備軍をいくつも発見してしまいました。濃くなる前にケアしたいものです。
ハイドロキノンかゆい
ハイドロキノンの耐性がつき、赤みやカサカサは落ち着きましたが、かゆみは続いています。
顔のほおメインでハイドロキノンを塗っていますが、フェイスライン(顔と首の境界線)あたりがかゆくて、連日かいてしまいます。
かきむしるほどではないですが、あご付近のかゆみが強い部分をさわってみると肌の表面が少しポツポツしています。
赤みやカサカサはありませんが1日に何度もかいてしまいます。
シミ取りレーザーを照射した部分は、外的刺激が厳禁なので絶対にかいたりこすったりしないように気をつけています。寝ている時もかゆみを感じて、顔の外側をかいていることが多いです。
せっかくの美白剤なので手の甲にも塗っていますが、手に関しては赤み、かゆみ等の肌荒れは出ていません。
ハイドロキノン使用期間
ハイドロキノンの使用期間は2ヶ月~程度とされています。
冷蔵庫で保管しても1ヶ月程度で品質が劣化するので再処方が必要です。
シミ取りレーザー治療を受けた皮膚科では1650円で再処方できました。

皮膚科で処方されたハイドロキノンクリーム(4%)は、ぷるぷる伸びの良いクリームでした。
レーザー照射箇所に関係なく使用して良いとのことだったので、認識している全部のシミに対してナイトケアとしてハイドロキノンクリームを塗りました。
容量が少なく感じますが、私は顔や手の甲のシミに使用し、結局使い切れずに1ヶ月がたってしまいました。
ハイドロキノンのQ&A
ハイドロキノンを使い始めたものの、副作用で肌の状態が悪くなった時にはとても不安になります。
そんな時、皮膚科医によるQ&Aは安心材料となりました。引用抜粋しておきます。
Q 治療経過は?
A 使い始めて2週間後をピークにカサカサや赤みが生じますが徐々に軽くなっていきます。 使用開始後、治療部位の皮膚が赤くなり、垢のように皮膚がぽろぽろむけてきます。
その後、徐々に赤みが増してきますが、シミは薄くなってきます。
始めの2週間は一番つらい時期ですが、その後お肌が薬に慣れてきて赤みやしみる感じもなくなっていきます。
Q 注意点は?
A あまりに赤みが強いと炎症後色素沈着のリスクがあがるため早めにご相談ください。
他の治療法を検討させていただきます。
(多くの病院でトレチノインは炎症後色素沈着を起こさないとうたっている病院もありますが、炎症が強ければ当然炎症後色素沈着のリスクはあります)
難しいものでトレチノインによる赤みはある程度出たほうが効果があるのも事実です。
ハイドロキノン単剤でも炎症後色素沈着のリスクはあります。
細胞毒性があるため当然といえば当然です。ハイドロキノンで赤みが出現した場合は塗布を一度中止し相談ください。
またハイドロキノンでは脱色素班がでることがあるため、そのような症状がでた場合はすぐに使用を中止してください。
初めて外用する方、久しぶりに外用する方はかぶれる可能性がございますので、最初は必ず小範囲から使用してください。 4,5日外用し、かぶれ等の問題がなければ他のシミ・炎症後色素沈着にも外用できます。
[引用抜粋:参考サイト]
トレチノイン・ハイドロキノン療法 - 渋谷駅前おおしま皮膚科
ハイドロキノンの注意点
ハイドロキノンクリームは効果があるとされているだけに、おさえておくべき注意点も多いです。
- 使用初期には赤みヒリヒリ感を伴うが耐性ができる
- 冷蔵庫で1ヶ月程度しか保存できない
- 乾燥しやすくなるので保湿を念入りにする
- 紫外線で悪影響を及ぼすので日中は使用しない
「ハイドロキノンを使うときの注意点」 詳しい説明があります。
✓短期間で使い切る
石井 ハイドロキノンは成分の安定性が非常に悪く、長期保存ができないという弱点があります。クリームタイプやローションタイプを使う場合は、1ヶ月程度を目安に使い切るようにしてください。長期間使用していると、有効成分が酸化して「ベンゾキノン」という刺激の強い成分に変化してしまい、新たな肌トラブルの元になることも。液体が茶色く変色したものや開封してから時間が経っているものは使用しないようにしましょう。
✓日焼け止めを必ず塗る
石井 ハイドロキノンの使用中に強い紫外線を浴びてしまうと、シミが濃くなったり色素沈着が起こりやすくなったりと、かえって肌悩みが悪化してしまう恐れがあるので、必ずSPF20以上の日焼け止めを併用する必要があります。またハイドロキノンの使用回数に制限はないので、基本はいつ塗っても大丈夫ですが、先に述べたとおり紫外線との相性が良くないこともあるので、できれば朝出かける前の使用は控えて、夜寝る前の美白ケアとして使っていただければと思います。
✓保湿はしっかり入念に!
石井 ハイドロキノンを塗布した箇所は乾燥しやすく、皮向けなどが起こることもあります。ハイドロキノンを塗った上から保湿剤を重ねても有効成分はきちんと浸透してくれるので、しっかり保湿ケアも行いながら使用してください。
✓肌トラブルが起きたら使用を止めて病院へ
石井 市販のハイドロキノンは医薬品のものほど強刺激ではないのでトラブルは起きにくいですが、人によってはかぶれたり、肌に赤みが出たり副作用が現れることもあります。刺激やかゆみ、アレルギー症状、色素沈着、色抜け(白斑)、乾燥など肌トラブルが起きた場合はすぐに使用を止めて、医師に相談してください。
そもそもハイドロキノンとは
そもそもハイドロキノンって何?という方には
ハイドロキノンのメリットデメリットをはじめ、注意点などがわかりやすくまとめられているページを見つけたので参考になさってください。
[引用:参考サイト]
ハイドロキノンクリームとは | Medical DOC
まとめ
シミ取りレーザー治療後のケアとしてハイドロキノンクリームが処方され、使い始めて2週間ほど「ヒリヒリ、赤み、ガサガサ」の辛い時期もありました。
肌の調子が悪かった時は非常に不安になりましたが、耐性がつき使用を続けて1~2ヶ月経過して落ち着きました。
ハイドロキノンに対してアレルギー反応が起こる場合もあるということなので注意が必要です。心配な時は医師と相談して経過を見た方が安心です。