2023年12月16日更新
新築一戸建ての物件をお探しの方にぜひ、知っておいて頂きたい事があります。「新築一戸建ての購入時に仲介手数料を払わないで済む方法がある」という事です。
世の中には「知らないと損をする」事がたくさんあります。
中でもマイホームの購入は金額が大きいですから損失も大きいです。後悔しない為に知っておくと良い事をお伝えしておきます。
私たち夫婦は新築一戸建てを“直接売主”から購入し、100万円以上費用を抑えることができました。知らないと知らないうちに大金を損してしまうんですね。
仲介手数料について認識しておく
不動産屋さん(仲介業者)に物件を紹介してもらって契約をすると、仲介手数料を支払う事になります。
賃貸と分譲では、それぞれ計算方法が異なりますが業者に物件を紹介してもらうと仲介手数料が発生します。
分譲(住宅購入)の場合、一般的に売買価格の3%+6万円が上限となっています。 例えば、物件価格が4000万円なら仲介手数料は120万円以上にもなります 。
住宅購入時に「どうすれば仲介手数料がかからないで済むの?」かというと、売主・販売主から家を直接購入することです!
売り主物件の家から探す
日本では呼び方が定まっていませんが、ハウスメーカー?デベロッパー?ビルダー?が住宅を施工販売しています。
「(パワー)ビルダー」というそうです。まさにその「売り主物件」「自社物件」の家から探すのがポイントです。
自社で家を建てて直接販売も行なっている会社の物件から探すのがオススメです。
「建て売り住宅=建て売り」と言えば、わかりやすいかもしれません。
例えば「飯田産業」、「東栄住宅」、「アイダ設計」があげられます 。最近急成長をとげている「オープンハウス」も該当します。
広告や不動産情報サイトにおいて、 直接販売の物件には「売主」または「販売主」と記載があります。
一方で、不動産会社や仲介業者が仲介している物件には「仲介」または「媒介」と記載されています。
※ちなみにハウスメーカーとは、注文住宅を請け負っている会社をさします。
パワービルダー(建売住宅)とハウスメーカー(注文住宅)では、やはり家の質やコストに差が出ます。
仲介は手数料が発生する
★注意したいのは、売り主物件も仲介業者を通して契約すると仲介手数料が発生します!
ややこしいので例をあげると
- 建売住宅ビルダー(店舗やサイト)に直接連絡して物件を契約→仲介手数料0円
- 仲介業者(店舗やサイト)の紹介で物件を契約→仲介手数料が発生
同じ家なのに、店舗またはネットで不動産会社を経由してしまうと、契約時に仲介手数料を支払わなければならなくなるということです 。
★重要ポイントですので、売り主(建売住宅ビルダー)と仲介業者(不動産会社)を区別認識した上で連絡を取る事をオススメします。
見極めのポイントは、家を建てている会社なのか、家を紹介斡旋している会社なのかを考察するとわかりやすいです。
物件探しを急いでいたり、手数料を払っても、より広い選択肢から家を選びたいという方は、不動産会社(仲介業者)を頼っても良いと思います。
仲介を頼る前に自分で家探し
仲介手数料を節約したいなら、不動産会社・仲介業者に頼るのは後回しにして、まずは自分で家を探してみましょう。
私たちが物件探しをした約20年前には、まださほどインターネットが普及していませんでした。現在のように当たり前にネット検索で家探しができなかったのです。
頼れるのは住宅情報誌くらいで、あとはそれこそ不動産業界の店舗に行くしかありませんでした。
今では一般の人と仲介業者と、物件データの検索サイトに ほとんど差がないと思われます。
ゆえに家探しで大きな出費を押さえる為に大事なのは、まず先に直接売主の物件を検索することです!
気に入った家があればチェックしておきます。 そして、いざ物件の問い合わせや見学の際は、必ず売主である会社と“直接”連絡を取りましょう!
売主販売主の物件の中に「コレだっ!」という家があればラッキーです。 それだけで住宅購入費用を100万円(目安例)削減できました!
良い物件が見つからない場合
もし気に入るお家がなかなか見つからなかったら、その時は不動産会社・仲介業者さんを頼ってみるのも良いと思います。
仲介手数料最大無料というフレーズで宣伝している仲介業者も存在しますが、手放しで無料になる訳ではなさそうです。
内覧では複数の物件を担当者と車でまわるのがセオリーです。
ドラマ「家売るオンナ」みたいな営業マンがいたらいいんですけどね…
新築一戸建てだけが家じゃない
良い物件がなかなか見つからずに行き詰まった時は、エリアを見直したり、中古住宅も視野に入れて探すとよいかもしれません。
今、住宅街を見渡すと世代交代の時期にきています。クラッシュアンドビルドも著しいです。お宝物件、新着物件が出てくるかもしれませんよ。
実は後になって私は新築一戸建てではなく、中古住宅をリノベーションするという選択肢も魅力的だったなぁと思っています。(夫が反対して実現は難しかったと予想します)
家選びのタイミング、価値観、予算は人それぞれ、契約に価(あたい)する物件にたどり着くのは簡単ではありませんが、理想の家探し、楽しみながら続けてみてくださいね。
まとめ
とにかく初動が大事なので、自分たちで物件の検索を進めてからコンタクトを取るのがオススメです。
・ 新築一戸建てなら、まず売主・販売主(ビルダー)物件をチェック
・仲介手数料を払うケースと払わないケースを理解しておきましょう
・物件探しに行き詰まったら、エリア、中古住宅、時期の見直しを