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犬と飼い主の年間スケジュール 始まりはワクチン接種の確認から

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2021年11月26日更新
大人になって犬を飼ってみて、飼い主としてやるべき事とかかる費用について再認識しました。「犬を飼う」とワクチン接種や狂犬病予防注射に連れて行かなければなりませんし、その他諸々けっこうお金もかかります。

私は子供の頃に犬を飼った経験がありますが、日常生活の犬の散歩やゴハンの他にも、飼い主としての義務がある事を知ったのは、大人になってからでした。

昔はフィラリア(蚊が媒介する病気)で死んでしまう犬も少なくなかったようですが、現在では犬のフィラリア対策は多くの飼い主が毎年行っています。

以前は犬に関する知識も一般的に高くなく、ペット用品も現在ほど充実していませんでした。犬を飼うのは外が主流で、大袋のビタワンというドッグフードほぼ一択で、ペットシーツもありませんでした。ドッグカフェ、ドッグラン、オフ会…など、まだ存在していない時代でした。

では改めて現在、犬を飼うのに必要な事や費用にについて1年を通して一緒に確認していきましょう。

犬の年間スケジュール

各予防薬の料金は動物病院によって金額差があるので目安として参考例をのせました。
予防薬の種類、犬の体重、お住まいの地域(気候)によって、投薬費用や期間に幅があります。
飼育環境によって、ノミ・ダニ・マダニ予防薬の必要性も一概ではありません。以上をふまえて参考になさってください。


★基本スケジュール①②③④★
①犬が生まれた日または譲り受けた日により毎年1回混合ワクチンを接種 (7500円目安)

②3(5)~11(12)月 ノミ・ダニ予防薬投与 (1500円目安)

③4~6月末 狂犬病予防接種 毎年1回 (3000円目安+交付手数料550円)

④5~11(12)月 フィラリア・マダニ予防薬投与

フィラリア予防薬はシンプルなものから複数種類の多機能合剤まで選択肢が多いです。タイプや機能、犬の体重によって金額差も大きいです。
参考例として、うちの中型犬の場合は1シーズン(半年)で13000円ほどかかっています。

うちでは①③④を犬の年間スケジュールとして毎年おこなっています。

犬を飼う上で必要な事

犬を飼う上で必要な(各種予防接種や各種対策)行事としては、まず混合ワクチン接種からスタートします。
子犬または成犬をゆずり受ける時には、混合ワクチンの接種状況を確認します。

飼い犬の登録

犬を飼い始めたら、お住まいの役所の窓口または委託を受けた動物病院にて飼い犬の登録手続きが必要です。

よろしくお願いしますと言いたげなシェルティ
お世話のほかに手続きや接種が必要です

▪飼い犬の登録は済んでいますか?
飼い犬を登録する目的は、犬の所有者を明確にすることです。これにより、どこに犬が飼育されているかを把握することができ、狂犬病が発生した場合にその地域において迅速かつ的確に対応することができます。

生後91日以上で登録手続きがまだ済んでいない犬の飼い主の方は、お住まいの市区町村窓口へお問い合わせの上、登録手続きをしていただく必要があります。登録は1頭の犬につき、基本的に生涯1回ですが、引っ越しした場合等には移転先の市区町村窓口への届出が必要です。

[引用:厚生労働省ウェブサイトより]

混合ワクチンとは

人間同様、犬にも感染症予防のためのワクチンがあります。
多くて11種を含む混合ワクチンの接種が可能ですが、5種または6種の混合ワクチンの接種が一般的のようです。
日本では混合ワクチンの接種を毎年行う事を推奨している動物病院が多いです。

生まれた子犬のワクチン接種

犬は「生後2ヵ~4ヵ月の間にワクチンを2~3回接種する」という事になっています。
(成犬は毎年1回の接種が一般的)

生後何ヶ月で犬を引き取るのかによって、いつ誰が犬にワクチン接種を行うかがかわってきます。母犬から子犬を引き離すのは生後3ヶ月以降が望ましいとされています。

[生後3ヶ月で引き取った場合の例]
初回のワクチン接種:生後約2ヶ月 ブリーダーさんによる
2回目のワクチン接種:生後4ヶ月前 飼い主による

このように犬の誕生月によってワクチン接種のタイミングが決まってきます。

うちの愛犬は11月生まれなの4ヶ月後の3月に毎年混合ワクチンを接種する流れになりました。犬によってワクチン接種の月は異なります。

犬を買い始めた当初は、ワクチンの事なんてちんぷんかんぷんです。ブリーダーさんの指示に従って必要な時期に動物病院に犬を連れて行きました。
ブリーダーさんが渡してくれた書類の中に予防接種証明書があり、そこに次回いつ接種するのが良いか記載があります。

動物病院にワクチンの接種に出向けば、以降かかりつけの獣医さん(動物病院)が必要な時期にワクチン接種のお知らせをしてくれるはずです。我が家には毎年、かかりつけの獣医さんからハガキが届きます。

成犬の混合ワクチン接種例

動物病院によって取り扱う混合ワクチンの種類や値段、考え方も多少異なるかもしれませんが、一般な一例として私が通っている獣医さんの例をあげておきます。

  • 6種混合ワクチン 7500円(8250円税込)
  • 毎年接種 接種時期にお知らせが来る


我が家の飼い犬は現在6歳。これまで何の疑問も持たずに獣医さんの案内にしたがって、毎年犬のワクチン接種をおこなってきました。

犬のワクチン接種のお知らせハガキ
ワクチン接種のお知らせハガキ


今回、ブログ記事を書くにあたり調べてみて初めて、犬の混合ワクチンに関する日本と世界の現状や考え方について知りました。
犬の混合ワクチンについて知識を得て、危険性も知り、自分なりに考えた結果、私とうちの犬の場合はやはり毎年接種が妥当という結論になりました。

ワクチンに関する説明は以下にまとめますので、よろしければ参考になさってくださいね。

わかっていないままやるのと、ある程度理解した上で飼い犬のワクチン接種をやるのとでは、やはり違うと思います。リスクやコスト、メリットデメリットについて一度考えてみるのは、有意義な事と言えます。

世界における犬のワクチンの考え方は

世界的には「主要な3種のワクチンの再接種は3年以上の間隔をあける」という考え方が一般的になっているとの事です。

次の主要な3種のワクチンを「コアワクチン」と呼びます。

  • ジステンパー
  • アデノウイルス
  • パルボウイルス


3種のワクチンによって得た抗体は、3年~程度有効という研究結果があります。

かつ、ワクチン接種による犬の副反応を危惧する事からコアワクチンの再接種には3年以上の間隔をあけるという考え方が出ています。

毎年接種を推奨する理由

「じゃあ3年ごとに接種すればいいじゃん」と言いたいところですが、多くの獣医師が毎年の接種をすすめるには理由があります。

犬が接種できるワクチンは~11種あります。
ワクチンの必要性やリスクを考えて、5種または6種の混合ワクチンが多くの動物病院で使用されています。
基本的に毎年の接種で使用される5種、6種の混合ワクチンの中にコアワクチンの3種が含まれています。

コアワクチン3種以外のワクチンの必要性は、犬の飼育環境によって異なります。

暖かい地域に住む犬、沼や湖に行く犬、多頭飼い…飼育環境や行動によって、どのワクチンを足す必要があるか判断し、毎年接種する必要があります。

つまり、日本で一般的に接種が必要とされている混合ワクチンの抗体が各1~3年有効という事から毎年接種が行われているのが現状です。

現状日本では犬の混合ワクチンの毎年接種が一般的なため、多くのドッグランやペット同伴可の宿泊施設では利用の際に「1年以内のワクチン接種証明書」の提示が必要とされています。

接種義務があるワクチンは

日本では「狂犬病ワクチン」の毎年の接種が法律で義務づけられています。
毎年春に(3月前半頃)市から狂犬病予防注射のお知らせが封書で届きます。(犬の登録時に申請した住所氏名宛てに郵送されます)

狂犬病ワクチン以外のその他のワクチンの接種は、飼い主の自主性に任せられています。
任意と言えど、感染症予防に有効ですし、ペットOKの施設を利用する時に予防接種証明書の提示が求められます。

抗体検査で接種間隔をとる動物病院も

なるべくワクチンの接種回数を減らして、犬の副反応のリスクを軽減するという考え方から、抗体検査を導入する動物病院も出てきています。

ワクチン接種による副反応が起こる割合は多くないものの、症状が出るケースや犬の死亡例もあるのは事実です。

犬の体調や疾患状況を考慮して、ワクチン接種を避けたい場合は抗体検査を実施している動物病院を利用する方法もあります。抗体検査をして抗体の有効性がわかればワクチン接種を次回まで延期できます。

  • 抗体検査 費用の目安8千円前後
  • 抗体があればワクチンが不要とわかり「抗体検査証明書」が発行される


手間や費用がかかっても、ワクチン接種による飼い犬のリスクを軽減したい場合は、抗体検査を取り入れると良いでしょう。

ワクチン何種がいいの?

犬のワクチンは~11種とされていますが、大別するとレプトスピラを含むかどうかで6種以下と7種以上にわけられるとの事です。(レプトスピラを含むと副作用が強く出る場合がある)

なるほど。うちのかかりつけの動物病院では私の飼い犬には6種混合ワクチンを採用しています。関東地方在住で疾患なしの家庭犬6歳。
ちなみにブリーダーさんが行った予防接種の証明書を見ると5種のワクチンでした。


犬の飼育環境、行動、年齢、疾患、体調をかんがみて必要性に応じてワクチンの種類を選んで接種するのが理想的です。

ワクチンの副反応・副作用とは

ワクチン接種による副反応・副作用には、犬の体のどこかが腫れる、赤くなる、かゆくなる、呼吸が速くなるなどの症状があります。

ワクチン接種後には、食欲はあるか、下痢や嘔吐をしていないか、元気かどうか、副作用の影響がないか…犬の様子を観察します。

副反応は24時間以内に出る事が多いので、接種した日はイレギュラーな行動は避け、なるべく犬を興奮させないようにしましょう。念のため、ワクチン接種後1週間程度は犬のシャンプーなどもしない方がよいとされています。

アナフィラキシーショックとは

まれにワクチン接種後に犬に重い副反応が出る場合があります。
重篤(じゅうとく)な副反応をアナフィラキシーショックと言います。
アナフィラキシーショックとは、呼吸異常、けいれん、虚脱などの症状がみられます。

接種後数分~30分(1時間)以内に発症する事が多いです。
接種後、犬に異変がないか→何かあれば獣医さんにすぐ診てもらう体制でいると安心です。
もしもの場合に備えて診察時間の余裕を持って受診しましょう。

ワクチンの接種後、帰宅後、犬の様子に心配な点があれば電話等で確認すると安心です。
重い副反応ではなさそうだけど、何か元気がないし犬の様子がおかしいと感じたら、獣医さんに相談しましょう。

まとめ
  • 日本ではコアワクチンを含む5種6種の混合ワクチンの毎年接種が一般的
  • 厳密に言うと、犬の飼育環境によって必要なワクチンの種類が変わる
  • ワクチン接種によるリスクを減らす為に抗体検査を実施する動物病院もある
  • 犬を譲り受けて最初にする事はワクチン接種の状況と次回接種の時期の確認
  • 混合ワクチンの次回接種月日は犬の誕生月によって異なる


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