「フィカス ウンベラータ」を知っていますか?
インテリアコーディネートされた素敵なお店やお部屋で、よく見かける観葉植物です。
名前は知らなくても、実はテレビCMやドラマに出てくるおしゃれなお部屋にはフィカスウンベラータの鉢植えが置かれていることが多いです。
葉っぱのカタチがハート型で、植木全体の雰囲気がやわらかく、お部屋のインテリアセンスをアップさせてくれます。
丈夫で枯れにくいので植物の世話が苦手な方向きの鉢植えです。
フィカスウンべラータは、観葉植物の人気ランキングでも1~3位によく登場します。
インテリアグリーンを選ぶなら丈夫でカワイイ「フィカス・ウンべラータ」がオススメです!
- 選んで正解!枯れないウンベラータ
- 根がまわったらリフレッシュ
- 観葉植物 水やりのポイント
- ウンベラータの葉がすべて落ちた!
- 道でウンベラータ拾いました
- 芽をカットして分岐させる
- フィカスウンベラータ基本情報
選んで正解!枯れないウンベラータ
植物のグリーンが大好きな私ですが、面倒見が良くないのか環境が悪いのか、数々の観葉植物をダメにしてきました。
私は過去にポトス、モンステラ、幸福の木、シュロチク、サンスベリア(虎の尾)、ミリオンバンブー、エアプランツ…などなど枯らした経験があります。
家の外の植物たちは、放っておいてもけっこう大丈夫ですが、家の中で植物を育てるのは実は難しかったりします。うちは戸建てで、それほど日当たりが良くないので尚更ですね。
そんな植物に良くない環境下に長年置かれながら、私のウンベラータは10年ほど生き延びています。
私への誕生日プレゼントとして、8号鉢8400円、園芸店で夫に買ってもらいました。植木の背丈が130cm近いので自宅へ配送してもらいました。
購入当初は、小学校入学間もない娘がランドセルを背負ったままウンベラータの影に隠れたのをおぼえています。
あんなにたくさんあった葉は、どんどん落ちてスッカスッカになりました。
根がまわったらリフレッシュ
私のフィカスウンべラータですが、うちに来て8年目の春にかなり弱ってしまいました。
このままでは葉っぱが0枚になってしまう危機に直面し、購入以来2度目の植え替えをしました。(4年に1度しか植え替えてあげてなかった…)
[観葉植物 植え替え手順]
①鉢植えを外に出す
②鉢の内周にスコップを入れる
③土をほぐせたら株を持ち上げる
④余分な根を切り、古い土を処分する
⑤鉢に新しい土を少し入れる
⑥鉢に株を戻し、土を入れて固定する
⑦鉢の底から出てくる位たっぷり水をあげる
二人がかりで、夫が株を持ち上げて、私は長く伸びて回ってしまっている根をハサミで切り落とします。植木鉢の中の土と根についた古い土を取り除き、新しい土を入れ、ウンベラータを元の鉢へ戻しました。
鉢の底から出てくる位、たっぷりと水やりをして完了です。水の排出が落ち着いたら室内に戻します。
リフレッシュしたウンベラータは、落葉が止まり、新芽も続々と出てきました。
私はうれしくなって良く晴れた日にウンベラータをベランダに出して日光浴させました。特に暑い日で長時間、直射日光にさらした結果、葉焼け(葉っぱが部分的に茶色く変化)をおこしてしまいました。反省…
観葉植物 水やりのポイント
どんなに私が間違ったお世話をしても、育ちが悪くとも、葉っぱは数枚しかなくても、ウンベラータはけなげに生き続けています。
基本的に強いコなので、水やりサイン(葉っぱがたれ下がってお知らせ)が出たら、水やりと霧吹きをしています。
実は観葉植物をダメにする大きな要因は、水のあげ過ぎです。一度の水の量というよりは、水やりの回数が多過ぎるのが良くない。
マグカップ1杯程度の水をちょこちょこあげるのが最悪で、中途半端に湿った状態が続いてしまうのでやめましょう。
私の場合は、面倒でも月に数回ウンべラータの鉢を外に出して、霧吹きとタップリの水やりをしています。
春以降の成育期には粒状肥料や液体肥料、ベランダでたっぷりの水やり、適度に日に当てて、葉の表と裏の両方に霧吹きを忘れずにお世話します。
もうちょっと上手に育てて、新芽や分岐を増やしてあげたいです。
ウンベラータの葉がすべて落ちた!
ある冬の日、我が家のフィカス・ウンベラータがとうとう葉っぱを全て失いました。
最後の1枚がとれて落ちた時は、とても悲しかったです。ハゲの人の気持ちが少しわかった気がします。
2月の中旬に枝だけの姿になり3月後半まで1ヵ月以上、葉っぱが0枚状態で、このまま枯れ枝となってしまうのではないかと心配していました。
再び芽吹き始めてくれたので、直射日光などの強い刺激をさけて様子をみました。早く元気を取り戻してほしいので液肥のミニボトルを土に差し込みました。
やっと出てきた葉っぱは、とてもとても小さな葉で、私の小指の第一関節程度しかありません。3cm位のミニサイズです!
何枚かの新しい葉を芽吹かせたり落葉したりを繰り返しているうちのウンベラータですが少しずつ成長しているようなので生命力を信じて見守っていきます。
道でウンベラータ拾いました
成育状態が決して良くないものの、ずっと我が家に癒しを与えてくれているウンベちゃん(ウンベラータの事)に仲間ができました。
ある日、駅から歩いて家に帰る途中、自宅まであと4分という所で、「捨て犬」ならぬ「捨てウンベラータ」を拾いました。
ちゃんと、ウンベラータの枝に一筆メモが付けられていて「欲しい方は自由に持って行って下さい(タダです)」と書いてありました。
きっと、どなたかが上手に育てて株分けをされたんだと思います。
真新しい真っ白な植木鉢に1m位の背丈のウンベラータが2株植えられています。
とあるマンション前のスペースで、私はその場でしばし考え込みました。
そういえば朝、駅に向かう時に私は視界の端で、反対側の歩道に置かれたウンベラータの姿をとらえていたのを思い出しました。観葉植物なのに家の外にウンベラータが置いてあるのは何だろう?
朝から今(15時過ぎ)まで、誰にも見向きもされずに放置されていた模様です。これじゃあ好意で置いてくれた持ち主さんも報われません。
私:「わー、こんなに生き生きしたウンベラータが無料でもらえるなんて、どうしよう!結構場所取るんだよね…どこに置こう。重たそうだけど、家まで歩いて運べるかな?」
私は3分以上悩んだ末、こんな幸運めったにないし、せっかくだから頂いて帰る事にしました。
5kg以上あるであろうウンベラータの鉢植えを両手で持って、早足で家路に着きました。
重さで手が疲れてきて、途中信号待ちの時に地面に鉢を降ろして、一呼吸つきました。ちょっと恥ずかしい気持ちで、ユラユラゆれるウンベラータの鉢を抱えて、交差点を渡って行きました。
何とか自宅まで自力でウンベラータを持ち帰りました。
私:「やったー!これ買ったら5千円はするよー」
私は事の顛末(てんまつ)を話し、家族に自慢しました。
ハダニ発生 予防と対処法
拾ってきたウンベラータも2階の部屋に置いたのですが、うちは日当たりがイマイチだからか…1ヶ月位経つと元気がなくなってきました。
ある日、立て続けに3枚葉が黄色くなって落ちたので、よーく観察してみると、ハート型の葉の割れ目部分にクモの巣の様なものが見えます。
調べてみると、それは「ハダニ」で乾燥が原因と判明しました!
もとからウチにあるスパルタ育ちのウンベラータには「ハダニ」が発生した事はありません。
[観葉植物のハダニ予防策]
★水やりは外・ベランダ・浴室のいずれかで行い、鉢底から水が排出されるほどしっかりと水をあげる事
★カップ1杯の申し訳程度の水やりをしていると、葉が乾燥してハダニが発生する原因になります
★霧吹きで葉の表と裏も乾燥も予防しましょう
[ハダニ発生時の対処法]
☆ついてしまったハダニは、外か浴室で霧吹きで落とし、布で拭き取るといなくなります
☆しつこい場合は、外か浴室で葉を1枚ずつ手に取り、水で洗い流すのを数日置いて数回行うといなくなります
私はベランダにて、ウンべラータの葉の表と裏をしつこく霧吹きして、布で葉の両面を拭き取り、仕上げに又霧吹きしました。
底からあふれる程、しっかり水やりをして適度に日に当てて、日が暮れる前に鉢植えをお部屋に戻しました。
2日後にはウンベラータは元気を取り戻し、落葉もハダニの再発もしていません。
芽をカットして分岐させる
冬を越して、春か初夏に1本立ちのフィカスウンべラータの成長点の芽をハサミでカットし、分岐(枝分かれ)させる予定です。
フィカスウンべラータを育てる魅力の一つには、分岐を誘導して何年もかけて樹形を作っていく楽しみがあります。(日当たり、環境、手入れが良いお家では成長が早いので、そんなに何年もかからないと思います)
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フィカスウンベラータ基本情報
科名属名:クワ科フィカス属
分類:半耐寒性
原産地:熱帯アフリカ
日照条件:日なた
特徴:耐陰性はありますが日なたを好む
手入れ:たまに屋外に出して鉢の底からあふれ出るほど、たっぷりの水をあげましょう。葉の表と裏を丹念に霧吹きします。充分、日光浴させたら葉焼けしないうちに取り込みます。
春〜秋:粒状肥料や液体肥料を与えます。(頻度や量は商品による)
思いきって頂芽をカットすると分岐します!(なぜか分岐しない事も有)
冬:10℃以上の室内で管理します。(他の季節と異なり水やり頻度は少ない)
※観察していると、霧吹きや水やりのタイミングが様子からわかる様になっていきますよ。
まとめ
- フィカスウンベラータでお部屋のインテリアや運気UP!風水的にも◎
- ウンベラータは丈夫な植物なので何年もかわいがってあげてください
- 植物の水やりの極意は、土が乾いてから、鉢の底から流れ出るほどたっぷりの水を与える!
- 空気の乾燥時には葉の表と裏を霧吹きして水分を補ってあげましょう