2023年7月26日更新
うちの車は数年前、有料駐車場のゲートバーに接触したことがあります。
駐車場の係員に修理代を聞くと、その場では「28000円かかる」と言われました。
結局、自動車保険(対物賠償)を使って弁償したので実際に保険会社がいくら支払ったのかは不明です。
加入している自動車保険のサポートセンターに電話をかけると、すぐに対応してくれました。
調べてみると、コインパーキングの出入口のバーの修理代は5万~10万円請求されるケースが多い事がわかりました。ゲートバーのタイプによっても部品代が異なります。
駐車場バーの破損は身近なトラブル
あちこちで見かける有料駐車場のゲートバーですが、思いがけず接触破損するケースは多いです。その証拠に予備のバーを3本位ストックしているスーパーの駐車場や公園の駐車場をけっこう見かけます。
車を運転する多くの人が利用するコインパーキングで起こる身近なトラブル、明日は我が身です。恐ろしいことに想像以上に修理代が高額です。
ゲート付近で自動車を切り返す必要が発生しても、発券後や精算後だと車がいても自動的にバーが下りてきてしまうのです。
私も数年前に自家用車と駐車場のゲートバーが接触する経験をしました。
当たったか当たらないかというレベルの接触で、わずかにバーがへこみました。お互いの状況など一切考慮されることなく、過失は全て当方の扱いで修理代を全額請求されました。
誰でも車を運転していたら起こりうる災難なので、参考までに事故当時の詳細をお伝えします。
駐車場バーに接触した体験談
私たちは家族3人で水族館へ車で出掛けました。
予定通り水族館のオープン時間の少し前に現地に到着し、ホテルを併設する大型複合施設の駐車場に入りました 。
広い敷地に係員はおらず、駐車場の発券機で駐車券を受け取り、入場ゲートのバーが上がったので前に進みました。
特に案内板も人も無く、そのまま直進して前方の坂に進もうとしたところ、右手前の建物内にも駐車スペースがあることに気がつきました。
雨も降りそうな天気だったので、右手前の建物内の方が良いと判断し、夫は車をバックさせました。 車がまっすぐにバックすると同時に、上がっていた駐車バーが下がってきました 。
私:「あー!バーが下がってきたから、もうバックしないで!」
夫:「えっ、わかった」
急いでバックを止め、前進したものの、バーに少し接触したかしないか、微妙な感じでした 。バーと根元を目視しても損傷は見受けられませんでした。
そのまま進んで行きましたが、右手前の建物の駐車スペースは水族館以外の利用者向けだったため構内を一周して出てきました。結局、坂を上がって外の駐車場に車をとめました。
車を止めると、すぐにどこからともなく係員が現れました。
係員:「恐れ入ります。今しがたお客様のお車が駐車場のバーに接触されました。交換費用を請求させて頂きますので、お名前とお電話番号、車のナンバーを控えさせて頂けますか?」
夫:「…?わかりました」
バーを壊すほど当たった感覚はないし、そもそも何の案内も表示もないのは何なんだと腹立たしい気持ちはありましたが、小学生の娘も不安そうに見ているし、早く水族館へ行きたかったので連絡先をすぐに伝えました 。
私は「車体があっても、問答無用でバーが下がってくるのか!」とモヤモヤした気持ちを抑えつつ、水族館のイベントを楽しむことにしました。
申し込み制のイルカの指示出し体験では、トレーナーの方に教わった通りにステージで娘が右手をあげると、イルカがダッシュで泳ぎだし、一周すると空中へ大きくジャンプしてくれました!
とりあえず水族館で楽しい休日を過ごし、車で帰ろうと退場ゲートに向かうと、朝いなかった係員が3人がかりでうちの車を呼び止めました。
監視カメラがとらえたウチの車が写った紙を見せられて…
係員:「オタクの車で間違いないですね?」
夫と私:「朝、係の方に連絡先を聞かれて、もうお伝えしていますよ 」
係員:「確認が取れていないので、あちらでお待ちください」
指示された場所は超急斜面でしかもバックで駐車させられました。恐すぎる…
結局、急斜面で20分待たされました。
待っている間、破損したバーを見せてもらったら、少しへこんでいるかどうかというレベル…
私:「これ、交換する必要あります?このバーいくらですか?」
係員:「交換します。このバーは確か28000円です」
私:「じゃあ持って帰ります」
私の心の声 :「プラスチックの棒が3万円!しかも、これでもう使えないと言うなら持って帰って、朝顔の支柱にでもしてくれるわっ」
私は、本気でバーを持って帰ろうとしましたが夫にたしなめられてやめました。
係員:「確認取れました。お待たせ致しました! 」
夫と私:「 ちゃんと社内で申し送りして、情報共有しておいてください! 」
朝案内なし、帰り無駄に呼び止める、急斜面に駐車させられる、20分待たされる、ここはレジャー施設… 全てが不可解で人生でもベスト10に入るくらい精神的ダメージを受けました。
しかも、止まっているバーに当たったならまだしも、バックしてきた車にバーを下げるという言わば相打ち。センサーとか、ないんかい?鉄道の踏切の棒みたいに、しなる様にするとか…
問答無用で「はい28000円」って言われても、なんか釈然としないものがあります。
結局、加入している自動車保険を初めて使うことにしました 。保険会社に電話して対応から全てお願いしました。
車内に保管してある自動車保険の契約証に記載されているサポートセンターに電話をかけると、すぐに丁寧に対応してくれました。
自動車保険の対物賠償を使う
うちの場合は3万円と言われた段階で高いと思いましたし、これ以上不快なやり取りをしたくなかったので保険会社の担当者にお任せしました。多くの場合、駐車場バーの修理代は5万円はかかる様なので、自動車保険の適用はありがたかったです。
ただし自動車保険を使うと等級は下がり、一定期間保険料が上がります。
保険を適用した場合に割り増しになる期間と保険料を担当者に確認してから判断しても良いです。
保険会社に対応してもらう際には、事故現場の名称や設備の管理者と連絡先の情報を伝えるとスムーズです。
店舗や施設に併設した駐車場以外で、住宅地や街中にあるコインパーキングなどの場合は駐車場の発券機または精算機、あるいは看板に管理者の連絡先が記載されています。
駐車場のゲートバーを破損してしまった時に行う事
係員が不在の駐車場の場合、事故後その場で管理者へ連絡する必要があります。
念のため状況の確認記録として、物損の写真を携帯電話(スマホ)で撮っておくと、リスク管理に役立ちます。
車を支障のない場所に停車して現場の撮影をし、駐車場管理者または自動車保険の会社の相談窓口へ電話することになります。
自動車事故に遭遇(そうぐう)すると、事故の大小を問わず誰でも慌ててしまいます。
事故の際はすぐに車を止めて、運転者は落ち着いて状況の確認を行い、必要な行動をとりましょう。
無人の駐車場でも監視カメラが作動しています。車をぶつけて気が動転し、そのまま走り去ってしまったとしても、帰宅後に冷静になると後悔の念や不安がつのってしまいます。
駐車場バーに接触した経験から
うちの車が接触した駐車場のバーは白にピンクのシマ模様のものでした。
ホテルとレジャー施設がある大規模な駐車場で係員が常駐しており、スタッフが予備のバーにすぐ交換していました。
無人のコインパーキングでは、交換修理が発生すると部品代に加えて出張費人件費がかかるので、修理代が高額になるものと想定されます。
コインパーキングや商業施設の駐車場の料金所に設置されている機械を見ると、大体同じ会社のロゴが表示されています。
発券精算機は四角い黄色の機器で、駐車場のバーは白地に蛍光ピンク?オレンジ?のシマシマというパターンが多くないですか ?ネット検索してみるとパーキングシステムの会社は三つくらいしか出てきませんでした 。
自動車がコインパーキングのゲートを通過する際に何らかの理由でバックか切り返す可能性もありますが、特にセンサーなどのシステムもないようでゲートバーが下りてきて接触してしまうのです。
駐車場のバーが接触した時に自動車にダメージを与えない構造になっているらしく、実際に見てみるとバーの表面がへこんでいました。
駐車場のバーを弁償した一人として言わせて頂けるなら、出入庫の際に自動車がいる間は接触事故にならないように装置側の対策もしてほしいです。
- センサーで自動車がいる時にはバーが下がらないようにしてほしい
- センサーの設置が難しいなら、しなる素材のバーを導入してほしい
- センサーもしなる素材も難しいなら企業努力でバーの(部品代)価格をもっと安くしてほしい
まとめ
- 駐車場のバーに接触したら高額請求されます(保険適用の選択肢あり)
- 駐車場のバーに当たる車、多いです
(観察してみてください。予備のバーが何本も用意されている所もあります)
- 駐車場のゲートバー付近で車をバックすると接触リスクが高いです
- 駐車場の機械本体を損傷すると賠償額も桁違いです
- 接触事故を起こしたら落ち着いて行動しましょう
日常で起こりがちな車のトラブル、半ドアにも注意が必要
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