宅建は独学でも合格できます。現在では宅建試験対策のウェブサイトやYouTubeが豊富にあり、スクールに通わなくても無料で学習できます。
私は宅地建物取引士資格試験を3回受験して、2025年に合格しました。これから宅建試験を目指す人向けに私が経験してわかったことをお伝えします。
宅建試験のテキストに載っている分野項目は「うっすら」ではなく「しっかり」暗記する必要があります。そのため、自分が覚えきれていない項目を把握して、取りこぼしがないように頭に入れる作業が肝となります。
宅建試験の特徴やオススメの学習方法など、私の視点で解説いたします。
宅建試験の概要 特徴
宅建試験は50問を2時間で解く、マークシート形式でおこなわれます。
設問に対して4つの解答文があり、その中から正解を一つ選びます。
問いだけでなく答えとなる文章も長いため、読解力と集中力が必要になります。

宅建試験は暗記した内容が素直に出題されるわけではありません。
覚えた内容を自分の頭で理解してアウトプットする能力が問われます。
覚えたことを別の角度で問われたり、迷いやすい部分を狙ってきたり、ひっかけ問題も多いので注意が必要です。
出題形式は決まっている
宅建試験の内容は主に「民法 14問」、「法令上の制限 8問」、「宅建業法 20問」、その他8問という構成が例年続いています。
出題形式はほぼ決まっているため、過去問等で学習を進めていくうちに出題項目や流れが見えてくるはずです。
問45~50は「5問免除」の該当者がいる設問であり、解答が必要な一般受験者でも出題項目が例年固定化されているため対策しやすいです。
近年難化傾向に
従来の参考書だけではなく、宅建試験対策のウェブサイトや動画の普及により、独学でも十分学べるようになりました。
資格スクールや教材に費用をかけずに、無料で学習できる環境が整ったため受験の門戸が広がりました。そのため受験者のレベルが上昇傾向にあります。
宅建試験の合格点は、合格者の割合を受験者数の15%程度に調整する関係で毎年変わります。
2024年度は37点
2025年度は33点以上で合格となりました。
2025年は合格点が前年より4点も下がり、過去15年でも屈指の難関回と言われています。
個数問題(「正しいものはいくつあるか」を問う形式)が過去最多クラスの11問出題されるなど、消去法が使いにくい問題が増えたことが合格点低下の要因です。
例年よりも問題冊子が2ページ以上も増え、文章の読解力および集中力が問われました。
丸暗記ではなく実力をつける
宅建試験は丸暗記した知識だけで突破できるほど、素直な問題形式にはなっていません。
民法や法改正等、問われる範囲が広いため、覚える内容も深く、総合的な判断力も必要です。
ひっかけ問題も多いので多角的に考えて答えないと、知識をうまく使えずに失点してしまいます。
そこで暗記したつもりにならずに、各項目ごとにしっかり実力をつけておくことが大切です。
宅建試験 学習の進め方
まず初学者は、参考書等を使って宅建試験に必要な項目すべてを一通り学習します。
知識を頭に入れるためにテキストを2~3周学習した上で、問題をとき始めるのが理想です。
いざ過去問や参考問題に取り組み始めたら、「間違えた問題=理解して定着させる」作業が大事です。
「過去問の周回」だけでは実力はつきません。
過去問をやりっ放しにするのではなく、間違えた問題こそ深堀りする学習をしましょう。
実力をつける学習方法
①自分が理解できていない、頭に入っていない項目を洗い出す
②ウェブサイトやテキストの解説を読んで理解を深める
③学習した項目の練習問題を数といて覚える
過去問をウェブサイトやアプリで学習するだけではなく、ノートを使って取り組む方が格段に実力がつくと私は体感しました。
[宅建試験対策 お役立ちサイト]
分野別過去問題(宅地建物取引業法等)|宅建試験ドットコム
宅建業法をわかりやすく解説|頻出論点を体系的に整理【2026年対応】 - 4ヶ月で宅建合格できる宅建通信講座LETOS(レトス)
上記2つのサイトのおかげで私は独学で取り組むことができました。
不明点はYouTubeで解説を聞き、理解を深めて身につけていきました。
自分が間違えた項目について、解説や注意点をノートに書き出しておくと効率的に復習できます。
自分の弱点がノートにまとまっていくため、繰り返し手に取って復習できます。

デジタル学習だけでは補えない良さが、ノートを使った学習にはあります。
自分が苦手な項目をノートに書いていくことで、頭の中が整理されていくのがわかると思います。
私は、バラバラだった知識がまとまっていき、理解が進むことで実力をつけていきました。大人になって初めて「勉強するって、こういうことだったのか」と痛感しました。
私の得点推移
私は初年度の宅建試験は受かったらラッキーぐらいで挑戦しました。
参考までに1、2、3回目の私の得点 / 合格点を載せておきます。(三流高校および大卒、50代私のケース)
2023年 31 / 35点
2024年 35 / 37点
2025年 38 / 33点
試験勉強2年目もそれなりにやったつもりですが、ノートで弱点を強化する学習をおこなっていませんでした。
合格不合格が運で左右される局面もありますが、余裕で合格できるほど実力をつけておけば安心ですよね。
まとめ
宅建試験に合格するためには、表面的な暗記ではなく本当に頭に入っているか?が問われます。
過去問をやっただけで勉強した気になっているのが一番危ないです。
民法はさておき、各分野で取りこぼしがないように実力をつけておきましょう。
弱点を強化する学習を繰り返すうちに、さらに踏み込む必要がある難所も見えるようになってきます。
「宅建業法」のセクションについては試験で8割以上正解できるようにしておくのが合格の秘訣です。
ちなみに過去問は数年分手を付けずに取っておいて、本番直前に力試しすると良いです。
私は有料の教材や模試はやっていませんが、毎年予想問題テキストは購入して対策しました。
予想問題テキストは点数がかなり低めになるようにつくられています。
参考書をメルカリ等で購入し年度が古い場合は、法改正された項目の確認が必要です。
▼お気に入りのテキストで机に向かいませんか