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老人ホーム 手みやげならコレ

こんにちは

 私のおばあちゃんは、2年ほど前におよそ100歳と半年で老衰で亡くなりました。 人が亡くなった際には、必ず死亡診断書を医師に書いてもらうことになります。

 「実は死亡診断書の死因に老衰と書かれることはあまりなく、とても名誉なことなんです。」と 私たちを慰めるように 、葬儀社の担当の方が教えてくださいました。

 

かかりつけ医または警察が死因を判断

 死因は、患っていた病気だったり、事故死の場合にはその理由。そして突然死の場合は心不全と書かれることが多いようです。

 私のおじは、自宅のトイレで倒れて亡くなっていたので、警察官と警察医が来て、死体検案書を作成。心不全とされました 。

 私のおばは、老人ホームの部屋の床に座った状態で亡くなっていて、夜中の見回りで発見されました。特に持病もない突然死で、施設のかかりつけ医に心不全と診断されました 。

 持病もなく、外傷や明らかな症状もない場合、心不全とされることが多いみたいです。

 さて100歳で亡くなったおばあちゃんの場合、不自然な点もなく、まさに眠る様に静かに息を引き取り、グループホームのかかりつけ医により老衰の太鼓判を押してもらいました 。おばあちゃんも、おばと同様、就寝中に亡くなったので臨終には立ち会えていません。

 おばあちゃんは100歳の誕生日を迎えてからは、毎月毎月できることが少なくなっていって起きている時間も減っていきました。なので身内も少しずつ覚悟をして行きました。

 

老人ホーム 本人への手みやげは…

 おばあちゃんは98歳から100歳までグループホームで過ごしました。私の家からは車で約1時間。私は月に1回程度会いに行っていました。

 そこのグループホームでは、施設内のキッチンで作ったものが食事として提供されるので、外注のものよりも傍から見てもおいしそうでした。

 ただ皮を剥くのに手間のかかる果物は、あまり出されないらしく、私は訪問の際には、巨峰やパイナップルなどの果物を一口サイズに切って容器に入れて持参していました。

 よく考えたらパイナップルなど、高齢者には咀嚼しづらい果物でも、おばあちゃんは入れ歯でむしゃむしゃおいしそうに食べていました 。

 私が甘夏を持って行った折には、おばあちゃんは、「こういうものは、ここでは出ないからしみるね… 体に沁みるように入っていくよ。おいしい。」と言っていました。


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死が近づくと…

 亡くなる数ヶ月前から耳の聞こえが悪くなってきてからは、ノートやペンを使って筆談で会話することもありました。

 いつしか、私が誰なのか、おばあちゃんにはわからなくなりました。

 …? おかしいな?試しに「 私が誰かわかる? 」と聞いてみたら、 おばあちゃんは「それは難しいな…」と答えました。

 悲しかったけど、もう仕方のないことだから、「私のことが分かるかどうか」は確認しないことにしました 。その後、私がグループホームのおばあちゃんに会いに行くと、もうイスではなくて電動車イスに腰掛けていました 。

 少し話ができたかどうか…といううちに、おばあちゃんは意識が薄くなって?眠って?しまいました。 私が持参した苺をおばあちゃんに食べさせることはできませんでした。

 その頃すでに祖母の食事は、噛む力と飲み込む力の衰えに伴い、刻み食・ミキサー食になっていました 。

 その次の訪問時、私は作った甘酒を水筒に詰めて持参しました 。ホームを訪れた時におばあちゃんは起きていたので、すぐに私は湯呑みに半分くらい甘酒を注いで、電動車椅子に座っているおばあちゃんに話しかけました 。

私:「甘酒、持ってきたんだけど飲む?」

おばあちゃん:「甘酒は昔から大好きだよ。飲みたい。 」

私は車椅子の膝の辺りにタオルを掛けて、甘酒の湯のみをおばあちゃんにそっと渡しました。 ゆっくりとおいしそうに飲み干しました 。

おばあちゃん:「おいしい。甘酒も飲めて今日は最高だね。」

私:「そう良かった…」

 空の湯のみを受け取る私に、おばあちゃんは言いました。「 色々なことが分からなくなったけど、○○ちゃん(私の名前) のことはわかるよ。」

 !!うれしかったです。私のことがわからなくなった時もあったけど、最後におばあちゃんは私に言ってくれました。

 それから1ヶ月ぐらいしておばあちゃんは亡くなりました。

 

今日のまとめ

・ 老衰は、実はスゴイこと!

・施設に入っている身内や友人に会いに行く際には、果物を一口サイズにカットして持参するのがおすすめ !

(ちなみに祖母の入居していたグループホームでは、おまんじゅうは喉に詰まらせる危険性があるので NG でした。)

・もしも、高齢の身内や知人が自分のことを誰だか分からなくなったとしても、完全に忘れたわけではありません。調子が悪かったり、わかっていても表現できない時もあるから失望せずに見守っていてくださいね。